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コラム
2022/12/14

糸リフトの効果とは?メリットからデメリットまで徹底解説!

糸リフトの効果とは?メリットからデメリットまで徹底解説!

年齢を重ねると、加齢により肌の弾力成分が減少し、骨が萎縮することでたるみが発生します。

たるみが出ることで、ブルドックのようにほうれい線が目立ってしまい、フェイスラインが崩れて老けた印象になってしまいます。

そんな老け顔のお悩みを解消できるのが、『糸リフト』です。

このページでは、糸リフトの効果や施術内容、メリットやデメリットについて解説していきます。

目次

糸リフト(スレッドリフト)とは?

糸リフト(スレッドリフト)とは?

糸リフトは、美容クリニックで提供しており、医師によるスレッド(糸)施術の一種となります。

糸リフトの構造の仕組み

糸リフトとは、複数の小さいトゲ(コグ)が付いた特殊な糸を皮下組織に挿入し、糸の反発力で肌を引っ張り上げるという施術になります。

挿入した糸の周りで細胞が活性化し、血液循環が良くなり、コラーゲン生成が促進される効果が期待できます。

皮膚を切開して縫い合わせ、リフトアップ効果を図るフェイス(切開)リフトと近い効果が得られることから、糸リフトは「切らないフェイスリフト」とも呼ばれています。

美容クリニックの中で、たるみを大きく改善したい方に人気の高い施術となります。
 

糸リフトの施術は、メスを使う大がかりな外科術を必要とせず、糸の挿入はこめかみ付近に小さな針穴を開け針穴からスレッドを挿入していきます。

傷跡は小さい針穴のみでダウンタイムが短く済むため、体への負担が少ないというメリットがあります。

針穴は髪の毛の生え際に作り、髪の毛で隠れるため、術後すぐでも傷跡が目立ちにくく、すぐに普段通りの生活を送れるという手軽さは、糸リフトの大きなメリットだといえます。

糸リフトの効果

糸リフトは、肌をスレッドにより引き上げるため、たるみの改善、ほうれい線の改善が期待できます。

たるみが改善し、リフトアップすることで、顔の中心部分である中顔面が短縮され、頬の位置が高くなり、小顔効果が得られます。

挿入された糸による刺激で、肌の張りや弾力を司る成分であるコラーゲンやエラスチンという繊維細胞の生成が促されます。

お肌に若々しい張りや弾力をもたらし、同時に水分の保有力が上がることで、潤いアップに繋がる効果が期待できます。

・ほうれい線やたるみの改善効果がある

・張りと弾力が生まれ、潤いアップする美肌効果が期待できる

・輪郭形成されることで小顔効果に繋がる

糸リフトはこんな人におすすめ!どんな人が適応なの?

たるみが軽度から中度が適しており、重度のたるみになると切開リフトが適応になります。

たるみが軽度の時から糸リフトの施術をしている方は、同年代で治療していない方に比べると、たるみの進行が緩やかな傾向にあります。

ロレシー美容クリニックでは、リスクが高い切開リフトの選択にならないように、たるみが深刻になる前から、リスクが少ないスレッドを用いた治療で、先を見据えたご提案をしています。

ワンポイント

・弾力が失われて、フェイスラインがたるんでいるように見える

・笑っていない時でも、口横のほうれい線が目立つ

・顔全体に締まりが感じられず、疲れたような印象に見える

・お顔の中心部分が間延びし、頬の位置が下がってきたように見える

上記のように、30~40代に入って肌状態が悪化したと感じたら、深刻化する前に糸リフトを検討しましょう。

 

糸リフトのメリット

糸リフトのメリット

スキンケアやサプリなどの自宅でできるインナーケアやH I F U(ハイフ)など、たるみ治療で人気の他の施術と比べると、糸リフトは具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。

施術直後からで効果が実感できる

たるみの改善といえば、スキンケアやサプリによるインナーケアをされる方が多いですが、医学的根拠がなく、効果や効能に対して曖昧な物が多いのが事実です。

糸リフトは、美容クリニックで施術を終えた直後から、たるみやほうれい線の改善、小顔効果が目に見えて実感できます。

糸リフトは確実な変化が術後すぐに期待できるため、「長期的なケアは面倒」、「すぐに効果を実感したい」という方は、たるみやほうれい線のお悩みを解消できる糸リフトがおすすめです。

ダウンタイムが短い

糸リフトでは、切開リフトのように大きな傷が顔に残るようなことはありません。

注射針を刺した小さな点の傷が残るだけで、施術後の傷が悪目立ちする心配はありません。

傷口はかさぶたになり1週間程度で消えていきます。

リスクとして、施術後に皮下出血や腫れといった症状が出ることがありますが、1~2週間程度で緩和されます。

糸リフトによって肌が引っ張られるような引きつれた感覚が続くことがありますが、糸が馴染んでいく過程で自然と治るため、多くの場合は2週間程度で緩和されます。

切開リフトのようにダウンタイムが長引くことはなく、施術の翌日からメイクもでき、通常の生活を送れるため、わざわざ仕事や学校をお休みする必要はありません。

ダウンタイムやリスクは少ないが切開リフトに似た効果が得られることが、糸リフトの魅力になります。

たるみを予防できる

糸リフトは、たるみを改善するために行われる施術ですが、たるみの発生を予防する効果も改善と同時に期待できます。

糸リフトの施術を行うと、皮下組織に挿入された糸の刺激を受けて肌が活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されることで肌の土台が構築され、たるみの予防に繋がります。

糸リフトで用いられる糸には、溶けてなくなる『吸収性』と、糸が残る『非吸収性』の2種類存在しますが、どちらもエイジングケアとしての効果は続きます。

吸収性の糸だと効果も消えてしまうと思われがちですが、糸自体は消えても、糸の周りに生まれた肌の繊維は残り続けます。

例えると、蒟蒻とスポンジの違いのように、中がギュッと詰まった肌になっていきます。

吸収性、非吸収性どちらを選んでも、糸リフトを行わない場合と比較すると、高いエイジングケア効果が期待でき、たるみ予防に繋がるでしょう。

糸リフトの種類と料金相場

糸リフトの種類と料金相場

糸リフトと一口にいっても、糸の種類や施術内容によって料金は異なります。

基本的な糸の種類と料金相場、施術の流れをご紹介します。
 

糸リフトの種類

糸リフトに用いられる糸は、挿入後に時間をかけて溶けてなくなる『吸収性』のものが主流となります。

理由としては、『非吸収性』のものは体内に残り続けますが、引き上がり効果は2〜3年と永久ではなく、追加挿入をするたびに糸が増えていきます。

万が一、引きつれなどの症状が出た場合は、修正しづらいというデメリットもあり、総合的に考えると、ロレシー美容クリニックは、『吸収性』の糸をおすすめしています。

そのため、今回は『吸収性』の代表的な糸の種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

PDO

PDOは、正式名称を「ポリデオキサノン」といい、後ほど紹介するPCLに比べると、体内に吸収されるまでの期間が短いという特徴があります。

PDOは、糸自体に摩擦が生まれやすい特性があるため、コラーゲン生成をする力が強く、エイジングケア用として主に使用されています。

PDOは体内に挿入後、およそ6ヶ月~1年ほどで分解され、排出されます。

肌に張りを出したい・マイルドな引き上がりが良い・短いスパンで継続したい方におすすめの治療となります。

「初めて糸リフトに挑戦する」、「まずは糸リフトを試してみたい」という方は、PDOを選択すると良いでしょう。

PDOを用いた糸リフトを希望するという方は、事前にPDOを用いた施術が可能か否か、美容クリニックに確認しておいてください。

PCL

PCLは、正式名称を「ポリカプロラクトン」といい、医療用の糸の中でも、特にしなやかさと柔軟性に優れているという特徴があります。

糸の形を自由に形成できるため、目元や口元といった、日常の中でよく動かす部位の施術に用いられることが多いです。

PCLの効果の持続期間は、およそ2~3年と長く、糸リフトで用いられる糸の中では最も持続期間が長いといわれています。

糸が体内で溶け残るということはなく、100%吸収されるため、安全性も高いといえるでしょう。

PDOと比較すると、引き上げる力が強くゆっくり吸収される上に素材が柔らかいため、表情に馴染みやすいのが特徴です。

ロレシー美容クリニックは、患者様の肌状態や、要望に沿って糸の種類を選択し、場合によっては糸の種類をM I Xし施術します。オーダーメイドの治療をさせて頂きます。

次世代の糸リフト『テスリフト』について

新構造でつくられた『テスリフト』は、引き上げに非常に優れたPDO素材(医療用の体内で溶ける素材)の棘(バーブ)のついた糸の周りを3Dメッシュが覆っている特徴的な形状の糸が使用されます。

皮下に挿入することでバーブが皮下組織をしっかり掴み、周辺組織が3Dメッシュ内に入り込むことで、リフトアップした状態を長期間キープすることができます。

テスリフトのリフティング力は、2~3年程度継続するため、一般的なスレッドリフトよりも長期に渡って効果が持続するというメリットがあります。

更に、テスリフトは余分な力が分散され、術後の不快感が軽減される構造になっているため、術後の糸馴染みが早く、引きつれやつっぱり感を感じる期間が短いという点で、糸リフトに初めて挑戦するという方でも、安心して受けていただけます。

糸リフトの料金相場

糸リフトの料金相場は、1本あたり5万円前後です。

医師の技術が高ければ、場合によっては1本10万円を超えることもあります。

「8本」や「12本」とまとめて契約することで、割引されることがあります。

ロレシー美容クリニックでは、モニターや月ごとに変わるキャンペーンを実施しており、価格に対しても寄り添いができたらと考えております。

ワンポイント

糸リフト施術は、基本料金以外にも、笑気麻酔や局所麻酔を使用する場合は別途料金が必要となる場合があります。

施術料金を調べる際は、麻酔の料金も調べておくと安心です。

糸リフト施術の流れ

初めに診察が行われます。

医師が適応であるかを判断し、リスクを説明した上で施術に入ります。

施術に対し、不安に思っていることや疑問を抱いていることがあれば、診察の段階で医師に相談しましょう。

処置室に移動し、希望の仕上がりになるように糸の挿入位置を細かくデザインします。

デザインが決まれば、顔に消毒と麻酔をしてから糸を挿入していきます。

施術時間は1本あたり10分程度が目安です。

施術が終わったら、そのまま帰宅となります。

ワンポイント

当日はシャワーを浴びることは可能ですが、長時間の入浴やメイク、施術箇所を強く触ることは避けてください。

1日安静に過ごして問題がなければ、入浴やメイクは翌日から可能です。

糸リフトのリスクとデメリット

糸リフトのリスクとデメリット

糸リフトにリスクやデメリットはないのでしょうか。糸リフトに関する疑問にお答えします。

糸リフトの痛みはどのようなものですか?

糸リフトは、メスを用いた切開を行わないため、激しい痛みを感じることはありませんが、局所麻酔の注入時や皮膚に糸を通す際に、多少の痛みを感じることがあるでしょう。

我慢できないほどの痛みではないですが、痛みに対しての不安が大きい方は、笑気麻酔やカニューレを使用した局所麻酔をおすすめしています。

笑気麻酔とは、鼻から医療ガスを吸引することで、お酒に酔ったような心地の良い感覚になり、痛みや緊張を緩和しながらリラックスした状態で施術を受けられる麻酔方法です。

局所麻酔とは、麻酔針(カニューレ)を使用して麻酔薬を注入する方法で、顔の広範囲に麻酔を効かせることができ、より痛みを緩和できます。

笑気麻酔や局所麻酔は、オプションとして別途追加する必要があるため、痛みが心配だという方は事前にご相談ください。

糸リフト術後の経過を教えてほしい。

術後に顔の腫れが大きく出るのは2〜3日間で、その後は浮腫のような状態が続きますが、1週間程度で落ち着く場合がほとんどです。

稀に内出血が起こることがありますが、軽度のものなら1週間、重度のものなら2週間程度で治まります。

糸リフトを挿入すると、 稀に施術箇所が腫れることで顔が大きく見える、または顔が丸くなったように見えることがあります。

あくまで一時的な反応であり、腫れが引けば元の状態に戻ります。

施術後は口が開けにくくなる?

糸が入り、引きつれが起こりやすい状態になっているため、術後は口が開けづらくなる場合があります。

一時的な症状であり、時間の経過と共に緩和されます。

施術から1~2週間程度で引きつれが緩和されるので、しばらく様子を観察しましょう。

歯科治療などの大きく口を開ける用事は、全て済ませてから施術のスケジュールを立てることをおすすめします。

糸リフトの効果でたるみのない美肌を目指す

糸リフトの効果でたるみのない美肌を目指す

糸リフトは、年齢肌のお悩みを解消できる人気の高い施術です。

スキンケアやサプリを試してもなかなかたるみが改善されない、張りや艶のある美肌になりたい方は、糸リフトをご検討ください。

ほうれい線やマリオネットラインの改善、フェイスラインを整えて小顔効果を得たりと、メスを入れることがなくさまざまな美容効果が期待できる糸リフト。

手軽にできる上に大きな変化が得られる治療として、エイジングケアを検討している方におすすめです。

当院では、糸リフト初心者の方でも安心して挑戦できるように、診察から施術まで、経験豊富な医師が丁寧に対応いたします。

この記事の監修者

福留 斉
HITOSHI FUKUTOME

ロレシー美容クリニック院長

医学部卒業後、研修医として網走(北海道)の病院に勤務、その後、某大手の美容外科クリニックにて多くの施術を経験する。
自身の理念を形にして患者様に提供するために、ロレシー美容クリニックを開業。