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コラム
2025/10/07

アゼライン酸とは? ニキビ・赤み(酒さ)・毛穴 多方面にアプローチする注目成分

アゼライン酸とは?ニキビ赤み酒さ毛穴にアプローチする注目成分「アゼライン酸」という成分をご存じですか?

近年、皮膚科や美容クリニックでも注目されているアゼライン酸は、
ニキビ・赤み・毛穴トラブルを総合的にケアできる成分として人気が高まっています。

この記事では、アゼライン酸の働き・他の酸との違い・スキンケアでの取り入れ方を、
美容クリニック監修の視点から分かりやすく解説します。

目次
  1. アゼライン酸とは?【皮膚科でも注目の多機能成分】
    1. アゼライン酸で期待できる効果
  2. アゼライン酸の効果|ニキビ・赤み・毛穴に働く理由
    1. 皮脂分泌を整える
    2. 角質を整えて毛穴詰まりを防ぐ 
    3. 抗炎症・抗菌作用でニキビを防ぐ
    4. メラニン抑制による色素沈着ケア
  3. AHA・BHAとの違い|刺激が少ない“穏やかな酸”
  4. アゼライン酸がおすすめな人
  5. アゼライン酸の使い方と製品の選び方
    1. アゼライン酸クリームや美容液の選び方
    2. アゼライン酸の購入方法 
  6. アゼライン酸の併用禁忌と注意点
    1. アゼライン酸の併用が禁忌とされている成分
    2. 使用する際の注意事項
    3. 副反応と刺激の可能性 
  7. アゼライン酸の効果をさらに引き出す方法
    1. CICA成分との併用で相乗効果
    2. ポリヒドロキシ酸と併用で酒さにより効果的
    3. アゼライン酸高濃度処方のメリット
    4. 正しい使用方法 
  8. よくある質問
  9. まとめ

アゼライン酸とは?

アゼライン酸(Azelaic Acid)は、小麦や大麦などの穀物に含まれる天然由来の成分です。
もともとはヨーロッパでニキビ治療薬として使用されてきましたが、
日本でも低刺激で高機能な美容成分としてスキンケアに応用されています。

アゼライン酸は、化学的にはジカルボン酸に分類される成分で、主に皮膚のターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりを防ぐ効果があります。
さらに、メラニンの生成を抑えることで美白効果も期待できるため、ニキビ跡や色素沈着の改善にも役立ちます。
アゼライン酸は、敏感肌の方でも比較的安全に使用できる成分として知られています。

アゼライン酸で期待できる効果

アゼライン酸に期待できる効果はいくつかありますが、最も有名なのは、ニキビ・赤み(酒さ)・毛穴に対しての効果です。

アゼライン酸の効果|ニキビ・赤み・毛穴に働く理由

皮脂分泌を整える

皮脂の過剰分泌を穏やかに抑え、テカリや毛穴詰まりを防ぐ働きがあります。
脂性肌や大人ニキビに悩む方におすすめです。

角質を整えて毛穴詰まりを防ぐ

アゼライン酸は皮膚の角質層に作用し、古い角質を取り除くことで新しい肌の再生を促します。
これにより、毛穴の詰まりを防ぎ、ニキビの発生を抑制します。
ピーリングのような強い刺激が少なく、敏感肌でも使いやすい成分で、幅広い肌質の方に使用できます。

抗炎症・抗菌作用でニキビを防ぐ

アクネ菌の増殖を抑え、ニキビの原因となる炎症や赤みを鎮める働きもあります。
これにより、ニキビの発生を防ぎ、ニキビの改善へ役立ちます。繰り返すニキビ・赤みに悩む方にぴったりの成分です。

メラニン抑制による色素沈着ケア

アゼライン酸はメラニンの生成を抑える作用があり、ニキビ跡の赤み・茶色い色素沈着を防ぎます。ニキビ跡のケアにも効果的です。

AHA・BHAと他の酸との違い|刺激が少ない”穏やかな酸”

アゼライン酸とは?ニキビ赤み酒さ毛穴にアプローチする注目成分

AHA(フルーツ酸)やBHA(サリチル酸)と比較すると、アゼライン酸は刺激が少なく低刺激設計

そのため「ピーリングが合わなかった」「敏感肌でも毛穴ケアしたい」方に人気です。

成分 特徴 刺激レベル
AHA(フルーツ酸) 古い角質を落とす やや強い
BHA(サリチル酸) 脂性肌・ニキビ肌向け 中程度
アゼライン酸 皮脂・炎症・色素沈着を穏やかにケア 弱い(敏感肌向け)

アゼライン酸がおすすめな人


  • アゼライン酸はこんな悩みを持っている方がおすすめな成分です。

  • ☑︎ニキビ・吹き出物を繰り返す

  • ☑︎頬や小鼻の赤み・炎症が気になる

  • ☑︎酒さで赤みが気になる

  • ☑︎毛穴の黒ずみ・ざらつきが目立つ

  • ☑︎スキンケアでピリつきやすい敏感肌

  • ☑︎ニキビ跡の色素沈着をケアしたい

  • アゼライン酸の使い方と製品の選び方

    アゼライン酸とは?ニキビ赤み酒さ毛穴にアプローチする注目成分

    アゼライン酸クリームや美容液の選び方

    皮脂の過剰分泌を穏やかに抑え、テカリや毛穴詰まりを防ぐ働きがあります。
    脂性肌や大人ニキビに悩む方におすすめです。アゼライン酸を含むクリームや美容液を選ぶ際は、以下のポイントに注意しましょう。

    1. アゼライン酸の濃度を確認する
       一般的に5〜20%の範囲で配合される商品が多いです。肌が敏感な方は5〜10%程度の低濃度からスタートすると安心です。高濃度の製品ほど効果は高いですが、刺激を感じる場合もあるため、少量から様子を見ながら使用することが大切です。

    2. 他の有効成分とのバランスを見る
       ナイアシンアミドやPHA、セラミドなど、肌のバリア機能をサポートする成分が配合されていると、刺激を感じにくく使いやすくなります。逆に、レチノールや高濃度のAHA・BHAなど刺激性のある成分との併用は注意が必要です。

    3. 低刺激処方かをチェックする
       アルコール・香料・着色料フリーの製品を選ぶと、敏感肌でも安心して使いやすくなります。特に乾燥や赤みが出やすい方は、保湿成分がしっかり配合されたクリームタイプがおすすめです。

    4. 使用感・テクスチャーを重視する
       ベタつかず、なじみやすいジェル状やミルキータイプなど、自分の肌質や使用シーンに合う質感を選びましょう。肌になじみやすいテクスチャーの方が、毎日のスキンケアに取り入れやすくなります。

    アゼライン酸の購入方法

    アゼライン酸を含む製品は、ドラッグストア・オンラインショップ・美容クリニック専売コスメなどで入手できます。

    • ドラッグストアでは、実際にテスターで使用感を確かめられるため、初めての方にもおすすめです。

    • オンラインショップでは、配合濃度や使用者のレビューを比較しながら、自分に合ったアイテムを選ぶことができます。公式サイトからの購入なら、成分情報や使用方法も詳しく確認でき、安心です。

    • より高濃度の製品を希望する場合は、**美容皮膚科やクリニック専売品**を選ぶと、医師のカウンセリングのもと安全に使用できます。

    アゼライン酸の併用禁忌と注意点

  • アゼライン酸は角質代謝を促進し、肌のターンオーバーを整える働きがあるため、同じように角質に作用する成分と併用すると、過剰な刺激を引き起こすおそれがあります。

    以下の成分との併用は避けましょう。

  • アゼライン酸と併用が禁忌とされている成分

    アゼライン酸と併用が禁忌とされる成分には、以下のようなものがあります。
    これらの成分は、肌に強い刺激を与える可能性があるため、併用は避けることが推奨されています。

    • レチノール(ビタミンA誘導体)
       強いターンオーバー促進作用があり、併用すると赤み・皮むけが起こる可能性があります。レチノールとは**朝晩で分けて使う(例:夜はアゼライン酸、翌朝はレチノール)**などの工夫が有効です。

    • サリチル酸(BHA)
       毛穴の角栓を溶かす強力なピーリング作用があるため、アゼライン酸と同時に使用するとヒリつき・乾燥が強く出ることがあります。

    • 過酸化ベンゾイル(BPO)
       抗菌作用が強く、ニキビ治療薬として使われますが、アゼライン酸と併用すると皮膚のバリア機能が低下するリスクがあります。医師の管理下以外では併用を避けるのが安全です。

    使用する際の注意事項

    アゼライン酸を使いこなすためには、**“刺激を出さない工夫”**が何より重要です。以下の点を守りましょう。

  • 初めて使用する場合はパッチテストを行う
     腕の内側や耳の後ろに少量を塗布し、24時間様子を見て刺激がないか確認します。

  • 少量からスタートし、使用頻度を徐々に増やす
     初期は週に2〜3回から始め、肌が慣れてきたら毎日使用に切り替えるのが理想的です。

  • 肌に異常を感じた場合はすぐに中止する
     赤みやかゆみが強く出た場合は、一旦使用を止め、保湿重視のスキンケアで肌を整えてから再開するようにしましょう。

  • 副反応と刺激の可能性

    アゼライン酸は医薬品成分として世界的に使用されており、安全性は高いとされています。

    ただし、以下のような一時的な反応が出ることがあります。

    • 軽いピリつきやチリチリ感

    • 一時的な赤み

    • 乾燥感

    これらは多くの場合、肌がアゼライン酸に慣れていないサインで、使用を控えながら少しずつ頻度を調整すれば落ち着きます。敏感肌や乾燥肌の方は、保湿クリームを併用することで刺激を緩和できます。

  • アゼライン酸の効果をさらに引き出す方法

    アゼライン酸単体でも優れた効果を発揮しますが、鎮静・保湿・角質ケア成分と組み合わせることで、より高い相乗効果が期待できます。

  • CICA成分との併用で相乗効果

    CICA(ツボクサエキス)は、炎症を抑え、バリア機能を強化する成分。アゼライン酸による代謝促進と、CICAによる鎮静作用を組み合わせることで、赤み・ニキビ跡・酒さ傾向の肌に特に効果的です。

    PHA(ポリヒドロキシ酸)と併用で酒さにより効果的

    PHAはAHAよりも刺激が少ない角質ケア成分で、乾燥や赤みが出やすい敏感肌でも使いやすいのが特徴です。アゼライン酸との併用で、酒さの赤み・ざらつき改善に効果的です。
    PHAは保湿力もあるため、乾燥を防ぎながら透明感のあるなめらかな肌を目指せます。

    アゼライン酸高濃度処方のメリット

    高濃度(15〜20%)のアゼライン酸は、皮脂分泌のコントロール・色素沈着の改善・ニキビ跡ケアにより効果的です。ただし、刺激を感じやすくなるため、最初は5〜10%の製品から始めて、肌の状態に応じて濃度を上げるのがおすすめです。医療機関専売の高濃度製品は、医師の指導のもとで安全に使うことができます。

    正しい使用方法

    アゼライン酸を最大限に活かすには、スキンケアの順序と使用タイミングも重要です。

    1、洗顔後、化粧水で肌を整える
    2、アゼライン酸配合の美容液またはクリームを少量ずつ塗布
    3、乾燥しやすい部分には保湿クリームを重ねる
    4、 朝使用する場合は、必ず日焼け止めを使用(紫外線で刺激が増すため)

    初期は夜のみ使用し、肌が慣れてから朝晩へと移行していくのが理想的です。

  • よくある質問


    アゼライン酸の効果が実感できるまでの期間は?

    アゼライン酸の効果を実感するまでの期間は、個人差がありますが、一般的には数週間から数ヶ月程度です。特に、ニキビや色素沈着の改善には時間がかかることが多いため、根気よく使用することが大切です。

    妊娠中・授乳中は安全ですか?

    妊娠中や授乳中の使用については、専門医に相談することが推奨されます。アゼライン酸は比較的安全な成分ですが、個人の体質や状況によって異なるため、慎重に判断することが重要です。

  • まとめ|アゼライン酸で赤み・毛穴・ニキビをトータルケア


    アゼライン酸は、
    ✔ 皮脂バランスを整え
    ✔ 炎症を鎮め
    ✔ 毛穴詰まりや赤みを防ぐ
    多機能なスキンケア成分です。


    この記事の監修者

    福留 斉
    HITOSHI FUKUTOME

    ロレシー美容クリニック院長

    医学部卒業後、研修医として網走(北海道)の病院に勤務、その後、某大手の美容外科クリニックにて多くの施術を経験する。
    自身の理念を形にして患者様に提供するために、ロレシー美容クリニックを開業。

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