Column コラム

医師が本音で語る「マンジャロって悪なの?」
今回はこのテーマでお話させていただきたいと思います。
この記事はマンジャロの販売を目的として書くものではありませんし、積極的に推奨するものでもありません。
薬を使わずに適正体重にまで痩せられたらそれに越したことはありません。
できるだけ専門用語は避けつつも、医学的に公平にお話させていただきたいと思います。
結論からお話します。
GLP-1製剤(正確にはもう少し複雑な名称)であるマンジャロは打てば自動的に痩せる魔法の薬ではありません。
ダイエットをサポートしてくれる薬です。
悪ではありませんが、薬ですので、適応がない(もともと痩せ型だったり他の持病があったりする)のに使用したり、乱用すると悪になることがあります。
理由を説明します。
1. 文献ではGLP-1製剤単独での死亡例が確認されていない
食欲を減衰させることにより、安全に間食を無くしたり一回の食事量を減らすことが可能です。
ただし、食欲がなくなったのをいいことに本当に何も食べないで何日も過ごしたり、その上過度な運動まですると誰でも低血糖というとても危険な状態に陥ります。
これはGLP-1をやらずともそうなります。
逆にGLP-1単独で低血糖になることはほとんど報告されていません。
2. 食べようと思えば普通に食べられます。
気持ち悪くなって何も食べられないというわけではありません。
お腹が減った時、食べ物のことしか考えられなくなってしまいますよね?それが減るだけです。
3. 薬なので副作用はあります。
腸の活動が抑制されるので、食べすぎると胃もたれし、それが気持ち悪いという感覚に陥る場合があります。
まとめ
食事(摂取カロリー)のコントロールがしやすくなる薬です。
お菓子など、必要摂取カロリー以上のものを食べる機会を減らすことが可能です。
使用するだけで勝手に体重が減るものではありません。
薬なので副作用はあります。ただし、重大な副作用は少ないです。
私はですね、1年間ほど定期的ではないにしろ、ダイエット補助薬として使用した結果、81kgから60kgへ減量することができました。
これはN=1なので議論する意義はほとんどありません。
GLP-1にサポートしてもらいつつ自分でも頑張った結果というところです。
最後に注意点です。
体重が減少する過程で顔から痩せていく場合や、デコルテが痩せ肋骨が浮き出て不健康に見えるなどの体重減少を見る場合があります。
要は、足痩せしたいのに頬がコケてやつれて見えてしまったなどのようなことが起こり得ます。
なので、適応がある全員におすすめできるかといえばそういうわけでもないのです。
薬や脂肪吸引に頼らず、健康的に理想的な体型を目指すのが最善であることは言うまでもありません。
ロレシー美容クリニック 院長 福留 斉























